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親の威厳死守シリーズ

社会|一緒に読む

農業と工業|統計は「1位」と「差」で読む

中学受験専門 桜灯(おうび)塾|社会の記事

社会の資料問題で、統計表や地図が出てくると手が止まる。そんなお子様は多いです。数字がたくさん並んでいると、どこを見ればいいか分からなくなるからです。

この記事では、統計の読み方を3つに絞ります。合言葉は「まず1位、次に差、最後に地図」。この順番で見れば、農業と工業の分布は一緒に読み解けます。

この記事のポイント(先にまとめます)

基礎|地図で分布を見る

資料

次の図は、日本の農業と工業の分布を表した模式図です。米の収穫量と、工業の製造品出荷額等で、全国の上位に入る県を示しています。

問い1:米の収穫量が全国1位の県はどこですか。
問い2:製造品出荷額等が全国1位の県はどこですか。
問い3:米の収穫量の上位の県は、日本のどのあたりに多いですか。

日本の農業と工業の分布(模式図)
日本の農業と工業の分布(模式図)

解き方|1位を先に押さえる

親の声かけ

「細かい数字はあとでいいから、まず「1位はどこ?」だけ探してみて」

米の収穫量1位は新潟県、2位が北海道、3位が秋田県です(問い1)。製造品出荷額等の1位は愛知県です(問い2)。

米の上位は、新潟・秋田など日本海側の県と、北海道・東北に集まっています(問い3)。大きな平野と、雪どけ水などの豊かな水がある地域です。工業は、愛知県のように大きな都市と港のある、太平洋側に集まる傾向があります。

答えの形:問い1=新潟県。問い2=愛知県。問い3=日本海側と北の地域(東北・北海道)に多い。

応用|統計グラフで「差」を読む(入試レベルの応用問題)

次のグラフは、米の収穫量(2024年・令和6年産、農林水産省「作物統計」)と、製造品出荷額等(2022年、総務省・経済産業省「2023年経済構造実態調査」)の上位の都道府県です。入試でよく出る「統計から読み取る」形式の問題です。

米の収穫量と製造品出荷額等の統計グラフ
米の収穫量と製造品出荷額等の統計グラフ

問い1:米の収穫量で、1位の新潟県は2位の北海道より何t多いですか。
問い2:製造品出荷額等で、1位の愛知県は2位の大阪府の約何倍ですか。
問い3:問い2の結果から、愛知県の工業について言えることを一言で答えなさい。

応用の解き方|差と倍率を計算する

親の声かけ

「1位と2位の差を、計算してみて。どれくらい引き離している?」

問い1は、622,800 − 562,400 = 60,400t、つまり約6万tの差です。米は上位の道県が競り合っています。

問い2は、52.4 ÷ 20.2 = 約2.6で、約2.6倍です。問い3は「愛知県の工業は、2位を大きく引き離して全国1位である」という形になります。自動車工業を中心に、ものづくりが集中している県です。

答えの形:問い1=約6万t(60,400t)多い。問い2=約2.6倍。問い3=愛知県は2位以下を大きく引き離す、工業の中心地である。統計は「順位」だけでなく「差」まで言えると、記述の答えになります。

親の役目は、ここまでで十分です

一緒に読むのは、聞かれたときの1問だけで十分です。毎日教えようとしなくて構いません。

何度も同じところで止まる、どこから分からなくなっているのか見えない。そういう深い積み残しの立て直しは、親の役目ではなく塾の仕事です。ご家庭では、無理のない範囲で隣にいてあげてください。

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